医療かつらとは

医療かつらの種類 ③全頭(広汎性)脱毛症用

全頭(広汎性)脱毛症用

 全頭脱毛症は、広汎的に脱毛して行き全頭的に脱毛します。
一挙に全頭的に脱毛する場合と、徐々に全体的に脱毛して行く場合があります。

徐々に脱毛して行く場合でも、食生活の問題や内臓や健康の問題、遺伝の関係、ホルモンの関係などで何か月から何年もかけて全頭脱毛使用になる場合と細菌性の場合や抗癌剤の副作用は短い期間で全頭的に脱毛することが多くあります。
また、多発性脱毛症になりその脱毛を繰り返し改善せずに全頭脱毛症になる時と、多発性脱毛症からすぐに進行して全頭脱毛症になることがあります。

多発性脱毛症から全頭脱毛症になることは脱毛症が悪化していることを表していますが、こうして悪化して全頭脱毛症になると発毛回復がかなり難しくなります。
どうして悪化するのかといいますと、円形脱毛症や多発性脱毛症のときに正しい育毛発毛の処置が出来なかったということです。

上記のように、結果的に全頭脱毛症になっても、脱毛原因が違いますと脱毛の仕方も違ってきます。

ここで、医療かつらを使用する目的が育毛発毛を望んでいる場合と、脱毛を隠すだけのものとは根本的に医療かつらの創りが違ってきます。
育毛発毛を考えてのものは、かつらによって育毛発毛のために頭皮にダメージを与えないということが大前提になります。
全頭脱毛症になってからご使用する場合は、全頭用ウィッグが良いと思いますが、半全頭(キャップ式)かつら(ウィッグ)は被る抵抗があまりなく、お勧めします。

いずれの場合も、脱毛して毛髪が無くなると頭皮が外気温に大きく左右され、毛細血管を縮めて毛母細胞へ血液が行きづらくなり、酸素や栄養が毛母細胞へ行かないために育毛や発毛を妨げることになります。
そのためには医療かつらによって保温をすることが重要です。
しかし、人毛100%では髪が皮脂や汗を吸いますから汗を沢山かくと、それを全部かつらの内側から吸ってしまい、その結果頭皮温をもっと下げてしまいます。

さらに汗を吸うと通気性も極端に悪くなる上に細菌が増殖して新たな脱毛原因をつくることになります。
また、人工毛100%のものは汗を吸うことはしませんが、通気性は全くありませんし、保温作用もありません。こうしたものでは育毛発毛を考えた場合に人工毛100%は決して使用してはいけません。

ワールドサイエンスの医療かつらは育毛発毛機能を兼ね備えていますので、人毛の利点と人工毛の利点を取り入れた混合毛にしていますので、通気性が十分にあり保温性もあります。これをセットレス加工といいますが、ヘアスタイルの復元力もあります。

そしてベースは頭皮に不快感や肌荒れを防ぐような柔らかいネットベースにしています。