医療かつらとは

医療かつらの種類 ④男性型脱毛症用・頭上部の部分かつら

④男性型脱毛症用(遺伝性脱毛症・若ハゲ)

 遺伝性脱毛症は男性型脱毛ともいわれますが、頭頂部が薄毛になったり脱毛します。ですから頭上部の部分ウィッグをお勧めします。

育毛・発毛手当てをしていくときは、「育毛を邪魔をしない医療用部分かつら」で”貼り付けたりしないもので、蒸れない医療かつら”にしましょう。

男性型脱毛の方は頭皮の皮脂分泌が活発で、頭皮が皮脂でベタベタになる人が多くいます。特に若い内は、洗髪しても数時間もするとベタベタしてきます。

その上汗をかく体質の方が多く、「通気性が良い医療かつら」を使用しないと、かつら装着した場合にその下になる毛髪が汗や皮脂を吸ってしまいます。

ベタベタになった状態で一日を過ごさねばならず、頭上部は蒸れと水分でふやけてしまいさらに脱毛原因を増やすことになります。

育毛を考えたり脱毛部をさらに大きく広げないためには、医療かつらは通気性を良くすると同時に汗や皮脂を吸わない特殊なスーパー人工毛を人毛と混合させて、その毛髪で医療かつらを創ることが重要です。

人工毛100%では水分を全く吸わないので良いと思いますが通気性がありません。そこで人毛の利点を取り入れた混合毛が適しているのです。

混合毛を植毛するかつらのベースも大変に重要で、通気性のある細かいネットを使用するようにします。

「部分的な医療かつら」と言えども全てネットベースにして蒸れない様にすることが大切です。

装着は医療かつらの裏側の周囲にクリップのストッパーを使用し、髪を挟んでかつらが装着できるようにます。そうすれば両面テープや接着剤で貼り付けませんから育毛や発毛を阻害することはありません。

自然さを出すために医療かつらでも生え際を創ることもできます。その部分も透明なネットで生え際を創り、そこへ植毛をして自然な生え際を創ることが出来ます。

生え際のネットにより、前頭部の汗を、かつらの外へ自然に出すことができ、大変に快適に過ごせます。